ハレー彗星(Halley’s comet)
76年周期彗星
1682年、エドモンド・ハレーがある彗星を見て、
その後にその彗星の軌道など研究し、過去に地球にやって来た1531年、1607年の彗星軌道と酷似していると判断し、
1705年、この3つの彗星が同じもので、76年の周期彗星である事を証明し発表した。
そして、再び76年後の1758年に戻って来る(再来)と予言し、その通り彗星は現れた。
この時を機にハレーの功績を称え、この彗星は「ハレー彗星」と呼ばれるようになった。
しかし、ハレー自身が再びこの彗星を見ることはなかった
一生に一度の彗星か
76年周期ともなれば、10代で見ることが出来れば86歳以降でもう1度見ることは可能です。
明治時代1910年に見えたハレー彗星は、条件も良く尾も長くなり肉眼でもハッキリ見えたようです。
そして、天体好きの私自身も期待した昭和61年(1986年)に、ハレー彗星はやって来ました。
残念な事に、この年の彗星は条件が悪く、暗くて尾も短く見にくい彗星でした。
肉眼ではかなり厳しく、双眼鏡でやっとって感じでした。
日本からだと高度も低く、特に北の地方ほど地平線ギリギリで見辛かった
明治が凄かっただけに、昭和は期待外れに終わりました。
ただ、技術の発達で、各国の探査機による探査研究は上手くいったようです
次回のハレー彗星は?
同じ彗星でありながら、明治の1910年彗星と昭和の1986年彗星は何が違うのか?
良く言う「見えるための条件」です。
- 地球との距離
- 太陽との位置関係
- 都市化(光害)
彗星が太陽に最も近い点(近日点)付近で輝きが増す時、
1910年は、彗星が地球のすぐ近くを通過したので、明るく尾も長かった。
1986年は、太陽に最も接近した時(近日点)、丁度地球から見て太陽の裏側で見えない。
つまり、近日点を過ぎて見えても地球から見て太陽に近く、地平線近くで観測し辛かった。
では、次回の2061年は?
1986年よりは期待できます。
近日点の時に太陽の表側に彗星が居るので、地球からも近く明るく見やすい。
観測日:2061年6月頃~8月頃まで。
方角:6月は中旬以降の明け方東から北東の空。
7月28日、29日頃が近日点、その前後数日が絶好の観測日。
上手くすると7月25日~29日頃は、明け方に北東の空、日没後北西の空と1日2回見える可能
性あり。
7月10日頃からの明け方東の空と8月上旬日没後の西の空は絶好。
8月は日没後西から北西の空、高度15度程度、中旬以降は遠ざかり暗くなります。
明るさ:6月中旬以降の観測は、双眼鏡が必要でしょう
7月10日以降は2等級、15日以降0等級~1等級と非常に明るくなって来ます。
立派な尾も良く見える可能性が高いです。
もし一生に2回見ることが出来れば
ハレー彗星が76年周期となると、生きているうちに2度見れる人は余程ラッキーな方です
それは、幸運であり、元気で長寿であった証しで幸福でもあるでしょう
1回目の観測が記憶にハッキリとなると…
小学生だと5、6年位ですか?
天体に凄く興味があれば低学年でも…
最初が10歳と仮定しても、2度目に見れるのは86歳。
これが、20歳過ぎが1回目となると次は96歳と長生きしなければ2度目が見れない。
ただ、今後は医療関係技術の発達で寿命も120、130歳も可能になるかも。
そう考えると、あと35年後の1961年に45歳で1回目のハレー彗星を見たとして、2回目を2134年頃に118歳前後で再度見れる可能性は十分にあります。
ただ2134年より、あと35年で再来する2061年のハレー彗星方が素晴らしいようです。
また、あと100年後ともなれば地球からでは無く、他の天体や宇宙から見れるかも…です。
私の場合は、2061年に2度目を見ることは、ほぼ不可能かと思います
この記事を読んで頂いた人に35年後の1961年7月、
ハレー彗星の観測をお願いしたいと思います。
きっと私が見た1986年と違い、素晴らしい尾を持った明るい彗星を肉眼で楽しめることでしょう。
彗星については、下記の記事もご参照ください


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