西空に輝く2つの星
5月になって、日没後に西の空を見ると、ひときわ明るく輝く二つの星に気付くでしょう。
そして「あの二つの星は、何だろう?」と思われた方もいらしゃるかもしれません。
金星と木星
西の空に輝く二つの星。
この二つは、どちらも「惑星」です。
地平線近くの低い空で明るく輝いているのが「金星」、
その斜め上で輝いているのが「木星」です。
金星は約マイナス4等級。
木星は約マイナス2等級。
どちらも非常に明るく、西の空が開けた場所であれば、日没後から21時過ぎまで楽しむことができます。
まさに、西の夜空を彩る二大惑星の共演です。
二つの惑星が並んで輝くことで、夜空の美しさがいっそう引き立っています。
周囲には、「ふたご座」のカストルとポルックス、
「ぎょしゃ座」のカペラ、
そして「こいぬ座」プロキオンなど、冬の星座たちもまだ見ることができます。
6月に入っても、金星と木星は引き続き西の空で輝いています。
ぜひ、この美しい惑星のコラボレーションを眺めながら、春から初夏の夜空をお楽しみください。
※6月10日を過ぎて徐々に木星と金星が離れて行きます。
そして西の空で木星が下、金星が上方へと入れ替わりました。
梅雨で、夜空に星を楽しめる日が少ないですが、まだまだ金星と木星を楽しめますし
木星から斜めに金星、更に先へ目を向ければ「しし座」のレグルスが輝いています。
接近する2つの星
さらに2026年6月9日に向けて、
この2つの惑星(金星と木星)は徐々に接近してきます。
その4、5日前から位置を確認して覚えておいたり、
スマホカメラで記録しておくのがおすすめです。
そして再び9日に見てみると、2つの位置がぐっと近づいた動きが良く分かります。
双眼鏡があれば、ぜひ覗いてみてください。
これは、木星より金星のほうが公転軌道が内側で、進む速度が速いため、まるで陸上のトラック競技のようです。
外側レーンを走る木星に、内側レーンからスピードを上げた金星が一気に並びかけ、追い抜いていくようなダイナミックな動きを実感できるはずです。
そのような事も想像しながら、西空の天体ショーをお楽しみください。
水星も仲間入り
6月中旬頃、この2つの惑星に加えて、もう1つの惑星「水星」が西の空の地平線近く、低い位置に見え始めます。
水星は約0.5等級と比較的明るい星ですが、日没直後のまだ少し明るい空の低い位置にあるため、双眼鏡を使って探すのがおすすめです。
さらに月も加わる天体ショー
さらに、6月18日、19日頃には、同じ西の空に細い三日月が姿を現します。
金星、木星、水星、そして月が織りなす天体ショーを、ぜひあなたの目で確かめてください。





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