惑星や準惑星、小惑星の周囲を公転している天体を「衛星」と呼びます。
月Moon
私たちにとって最も身近な地球の衛星が「月(Moon)」です。
月は、地球の周りを約27.3日かけて1周(公転)しています。
地球から月までの平均距離は約38万キロメートル。
これは、時速200キロメートルの新幹線で移動したとしても、たどり着くまでに50日以上を要するほどの遠距離です。
月の満ち欠け
月は日々その形を大きく変えていくように見えますが、月自体が変形している訳ではありません。
月が満ち欠けするのは、光源である「太陽」、それを反射する「月」、そして観察者である「地球」の3つの位置関係が、月の公転によって日々変化していくためです。
- 新月(しんげつ):
太陽、月、地球の順に一直線に並ぶ時です。
月は太陽と同じ方向にあるため、地球からは光の当たっていない影になった暗い面を地球に向けているため、夜空にその姿を見ることはできません。 - 上弦の月(じょうげんのつき):
太陽、地球、月のなす角度が90度になる時です。
月が太陽の東側に位置するため、地球からは右半分が輝く半月として観察されます。 - 満月(まんげつ):
太陽、地球、月の順に一直線に並ぶときです。
地球から見て月が太陽のちょうど反対側に位置するため、太陽の光を正面から浴びた美しい丸い姿を見ることができます。 - 下弦の月(かげんのつき)
太陽、地球、月のなす角度が270度(-90度)になるときです。
月が太陽の西側に位置するため、上弦の月とは反対に、左半分が輝く半月として観察されます。
これをおよそ29.5日のサイクルで繰り返します。

えっ!
月の公転周期は約27.3日では?
約29.5日で1サイクル??

これは、一見、矛盾しているように思えて勘違いしそうだけど、
太陽の周りを回っている地球(公転)の周りを月が回っているからだよ。
宇宙空間での移動で実際の月の公転周期(恒星月こうせいげつ)は約27.3日。
新月・半月・満月・半月・新月の1サイクル周期を朔望月(さくぼうげつ)と言い約29.5日。
つまり、恒星月約273日で月が地球を公転するが、地球も太陽の周りを少し移動しているので、太陽ー月ー地球の並びの新月に見える状態になるのには、
月は約2日余計に地球の周りを公転しなければならないからです。
少し地球を追いかけて同じ並びになるのに約29.5日かかるのです。
だいたい、新月から半月上弦の月まで約1週間、
そしてまた1週間で満月、そこから1週間で半月下限の月そしてさらに約1週間で新月になる。
月を見ているだけでも日々変化があり楽しいものです。
双眼鏡(7倍~10倍)を使用すると、クレーターを見ることも可能です。
さらに小型望遠鏡だと細かくクレーターが見れます
身近な「衛星」である「月」をぜひ観察してみてください。


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