長い尾を引いて現れる彗星、何とも魅力的な天体だと思いませんか
彗星
日本では「ほうき星」とも呼ばれています
どこからやって来るのか
沢山の彗星の元(ふるさと)があると考えられている場所
- カイパーベルト
- オートルの雲
カイパーベルト:海王星より外側にある氷や岩石で出来た無数の小さな天体が円盤状に密集している場所で、彗星のふるさととも言われています。
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オートルの雲:太陽系を球状に囲む遥か彼方の領域で長周期彗星のふるさと。
最近では、昨年現れたレモン彗星や2020年のネオワイズ彗星は長周期彗星で、このオートルの雲からやってきたものと考えられています。
何で出来ている
- 氷
- 塵(チリ)
- 有機物(炭素を含む物質)
氷と塵のかたまり、1950年代米国の天文学者フレッド・ホイップルが提唱したモデルで「汚れた雪だるま」と言われていました。
最近2000年代はNASAやJAXA、欧州ESAの探査機により氷より岩石や塵、金属などを多く含んでいると判明し、「汚れた雪だるま」と言うよりも「凍った泥だんご」のような物が宇宙空間の軌道上を走っているイメージのようです。
太陽に近づくと
この「凍った泥だんご」のような物が太陽に近づくと、太陽熱で水や二酸化炭素、メタンなどがガス化し、一緒に岩石や塵が周囲にまき散らされ尾になります。
その後、太陽の光の圧力で塵の粒子を押し出して尾が広がります。
尾は軌道方向(進行方向)の逆、後ろ側に出来るのでなく太陽の中心から見てほぼ反対方向、ややカーブし斜めに出来ます。
「斜め」と言うのは、ガスが出て太陽風によりほぼ太陽と反対方向に真っすぐ延びるイオンの尾(イオンテイル)が出て、やや時間差で塵、金属などの物質が光の圧により押し出され、飛び出し延び出します(ダストテイル)。
彗星自身の進行スピードもあり、少し斜めに曲がった感じになります。
よく彗星写真で2つの尾が出来てるのを見た事がある人もいらっしゃると思いますが、
それもこのような、熱によるガス化の尾と光の圧による塵などが押し出され広がる尾によるようです。
ハレー彗星
有名な周期彗星としては「ハレー彗星」でしょう。
エドモンド・ハレーが1682年に彗星を見て、
研究し76年の周期彗星である事を証明し発表。
それからハレーの功績により、ハレー彗星と呼ばれるようになった。
ハレーは、1531年1607年1682年の彗星軌道等を比較し、
1705年に同じ彗星が、76年の周期軌道で回っていると判断し、1758年に再び戻って来る(再来)と予言した。
そして、その彗星は1758年に再び現れ、その後ハレー彗星と呼ばれるようになった。
残念ながら、ハレー自身は1742年に亡くなっているので、再来した彗星を見ることは無く、
その後ハレー彗星と呼ばれていることも知らないのです
前回1986年に姿を見せていますので、次回は2061年です
75年後なのは、木星などの重力により若干軌道が変化するからです。

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