夜空の大きな四辺形
秋(9月~11月)の夜空に大きな四辺形
それがペガスス座です
南の空高くに見えるでしょう
ギリシャ神話としてのペガスス座
ギリシャ神話に登場する有名な翼のある馬ペガサスが由来です
英雄ペルセウスが王の命令でメドゥーサ退治の旅にでます
(メドゥーサとは、その目を見たものを石に変える怪物)
ペルセウスは無事メドゥーサを倒し、首を取ります
その時の血から天馬ペガサスが誕生したと言われています
そしてペルセウスは帰り道、エチオピアの海岸で海の怪物ケートスの生贄とされていた王女アンドロメダを救います
持っていたメドゥーサの首でその怪物を石に変えて退治し、英雄となりアンドロメダと結婚することとなります
この時、天馬ペガサスに乗ってペルセウスが助けに来たという説もあります
その後、ゼウスにより星にされたと言われています
関連のギリシャ神話、アンドロメダ王女の母「カシオペア…」を参照ください
ペガスス座の四辺形の星

ペガスス座の四辺形は、
アルフェラッツ、シェアタ、マルカブ、アルゲニブの4つの星により構成されています
このアルフェラッツはアンドロメダ座に属し、ペガスス座の四辺形に接しているので、そこからアンドロメダ座も見つける事ができると思います
尚、アンドロメダ座の腰辺りに有名なアンドロメダ大銀河が見えます
ペガスス座の星団
ペガスス座の丁度馬の鼻先辺りに球状星団M15(●赤丸)が小望遠鏡で見れますし、双眼鏡でも薄っすらと認めることが出来るでしょう〔星団の観察には光害のない星の観測に適した暗さは必要です〕
ペガスス座の見つけ方
9月中旬頃の夜8時~9時頃には東の空から南の空、天頂近くに四辺形が見つかると思います
4つの星は2等星~3等星程ですから、都会近郊辺りの暗い場所からでも十分見つけられると思います
その四角形の右下の星から右(西)へ馬の首が伸びたように3つの星が見つかれば、夜空にはばたく大きな天馬を目撃出来るでしょう
ペガスス座の楽しみ方
もし双眼鏡があり、そして馬の鼻先が分かるようでしたら是非鼻先の球状星団M15の観察に挑戦してみて下さい
また、ギリシャ神話に登場する星座がペガスス座の近くに沢山現れます
アンドロメダ座、ペルセウス座、カシオペヤ座そしてクジラ座と…
先ほどの星座図を参考に大空に見えるギリシャ神話を楽しんでください
ペガスス座は南天高くに見える大きな四辺形で、その雄大さに感動間違いなしです
ぜひ、秋の夜空にその姿を見つけて星座散歩を楽しんで
星座とトモちゃんになって下さい