木星(ジュピター)
太陽系惑星の中で最大の惑星
- 地球の約11倍もの大きさ
- 重さは地球の約318倍
木星はヘリウムと水素からなるガス惑星だけど、「ガス」=「軽い」ではない
ものすごい量と圧縮されて重く高密度なので自重で強く押しつぶされるほど重い
大赤斑(だいせきはん)
木星を天体望遠鏡で観測すると赤道付近に赤く楕円形の斑点が見えると思います
木星の写真にも綺麗な大きな赤い斑点として見られた方もいらしゃるでしょう
これが木星を望遠鏡などで観測する時の醍醐味、それは「大赤斑」です
大赤斑は最初は表面上の模様か大陸か?などど考えられていましたが、米国NASAのボイジャーやガリレオ、ジュノーなどの探査機が木星に向かい何年もの歳月をかけて探査してして色々な事が分かってきたのです
その結果、最近では巨大な嵐で巨大高気圧性の渦だと分かり、ジュノー探査機は木星すぐ近くを通過しマイクロ波などの電波観測で嵐は表面だけでなく地下300kmに及ぶという内部構造も調査したと言われています
地球上の台風は低気圧ですが、木星の大赤斑は超巨大、長寿命高気圧性の渦です
また、この赤い色は、含まれる化学物質(硫黄化合物やアンモニア)に太陽の紫外線による化学反応があり赤く見えるのでは?とまだハッキリとした解明には至っていないとこ事で、今後の探査が楽しみです
大赤斑は消えるのか?
さらにこの大赤斑は徐々に縮んでおり、100年ほど前には地球3個分ほどあったが、今は1個分程度に縮んでおり、数百年スケールで消える可能性もあり、また再び現れる可能性もあるようです
若い人なら今の木星の大赤斑を見て記憶、記録しておけば、将来年老いた時に見たら大きく変化しているかも知れません
縞模様は?
木星の縞模様はすべて大気の流れで雲と嵐のようです
白っぽく見える帯は上昇気流で、茶黄色っぽく見えるのが下降気流で、この縞模様はなかなか壊れない
地球の場合は台風なども大陸、山、海の影響で大気、空気の流れが乱される要素が多く天候も変わりやすいが、木星は地面がなく、大気が何万kmもあり嵐の流れを妨げるものがない
そして元々の内部熱で対流が起こり、表面への太陽からのエネルギーと自転速度が約10時間と早い為、東西への縞模様として消えずに見えているです
ガリレオ衛星
ガリレオ・ガリレイが1610年発見した4つの大きな衛星です
ガニメデ、カリスト、イオ、エウロパ
ガニメデは惑星級の大きさで、水星より大きいですが木星(惑星)の周りを回っているので衛星となります
イオ、エウロパは月と同じくらいの大きさです
カリストはガニメデとイオの間位の大きさです
エウロパには氷の世界で水(地下海)がありそうで、探査機による調査が進められている
この4つの衛星は口径50mm~60mm級の天体望遠鏡でも天空の条件が良ければ確認できます
80mm以上なら5、6等級ある衛星ですからよく見えるでしょう
ただ、街明かりの光害のない条件の良い夜空で観ないと難しいと思います
ガリレオ衛星を見てみよう
今では地上望遠鏡の性能アップや探査機により90個以上の衛星があると言われています
ただ私たちが市販の望遠鏡で見ることが出来るのは上記のガリレオ衛星4つです
それでも私も郊外の場所で口径100mm望遠鏡で木星とガリレオ衛星を見た時は感動しました
ぜひ、天体望遠鏡があれば観測してみて下さい
天体望遠鏡購入で何を手掛かりに購入すればと悩まれている方は下記の
「天体望遠鏡を買いたい1~4」をご参照頂き、望遠鏡購入時にあなたにとって何かのヒントになれば幸いです
木星を見てみよう
2026年木星は非常に観測し易いです
肉眼でも双眼鏡でも、そして望遠鏡でも…

日没と共に東の空に輝く星が見つかるでしょう
ふたご座のポルックス近くにあり、また冬の大三角形(オリオン座のペテルギウス、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス)の3つの1等星近くでもあり-2.5等級程でひときわ輝いています
23時頃には南の空高度30°位に輝く全天で一番明るいおおいぬ座のα恒星-1.46等級のシリウスが見つかると思います
そこから左(東)に目をやると更に明るい星木星が輝いているので直ぐに見つけれると思います
おおいぬ座(シリウス)からこいぬ座(プロキオン)を結び、さらに延長すると木星が近くに見え、そしてさらに延長するとふたご座のポルックスが分かると思います
これらの1等星は冬のダイヤモンドの左半分になります
ぜひこの機会に冬のダイヤモンドと太陽系最大の惑星木星を楽しんでください
ふたご座に関しては「冬のダイヤモンドふたご座」を
冬の夜空全体を楽しむなら「ダイヤモンドだね♬…」をご参照ください





コメント