天体望遠鏡購入-予算面

天体観測

天体望遠鏡の購入、選択肢に関して「天体望遠鏡を買いたい」で4回の投稿をしました
初めて星や天体に興味を持って、天体望遠鏡を買いたいと…
特に今、学生だとすると天体望遠鏡はかなり高価な商品になるでしょう
番外編として、具体的に予算面から考えてみたら…

「いくら以下の予算」で購入と決めてしまえば、その時点である程度購入できる機種の範囲が限定出来ます

望遠鏡購入を予算面より絞る

5万まで

屈折式小口径50mm~60mm経緯台(十分、月のクレーターが見れますし、惑星にも挑戦可能です)

10万円以下

屈折式小口径60mm~80mm前後 経緯台 アクロマート
反射式口径100mm~150mm 経緯台
反射式口径100mm以下+赤道儀

マウント(架台)が赤道儀となるとほぼ10万円以上となり、赤道儀の性能が高いほど20万30万と価格が上がっていきます
最近ではパソコンやコントローラーで指定した天体に自動で導入してくれる自動導入付のものが多数ありますが高価です
ただ、メーカーもSky-Explorer(ケンコー・トキナー)のような経緯台でありまがらも簡単な追尾装置を搭載したコンパクトで安価な商品もラインナップしてきています

20万円

屈折式60mm~80mm 赤道儀 アクロマート
屈折式70mm 経緯台 アポクロマート
屈折式100mm~120mm 経緯台 アクロマート
反射式130mm 赤道儀

口径が大口径となり、架台が経緯台から赤道儀へとそして品質的にも良い物へと変化してきます

30万円~40万円

屈折式100mm~120mm 赤道儀 アクロマート(アポクロマート)
屈折式80mm~100mm 簡単な追尾が出来るコントロール機能付き赤道儀
反射式大口径150mm~200mm 自動導入付赤道儀やコントロール機能付き赤道儀 

40万円以上

40万円以上になると光学性能的にも架台の赤道儀もスマホやパソコンで自動追従出来る高性能なものへと選択肢が広がります
またカメラに興味があり、天体写真を撮影したいとなると赤道儀は必修アイテムとも言いたいほどの「あって便利な物」です

その他メーカーにより価格も

このように国産メーカーのビクセンやケンコー・トキナー社だと保証面やメンテなどの信頼性もありますが、性能面も含め少し高価になってきます
さらにタカハシ製の様な精巧な憧れの天体望遠鏡もあります
逆に最近では中国製のシャープスターオプティクス社が高品質の光学技術や加工技術によりシャープスターやアスカーブランドで高品質なものを日本製よりは安価に販売しているものもあります
また、スカイウオッチャーやセレストロンという海外メーカー製品でシュミットカセグレン式やマクストフカセグレン式の大口径コンパクト、ドブソニアン望遠鏡などの大口径、機種も豊富で低額な物から高額なものまで販売しています

低価格でとにかく天体を見てみたい

初めての星への興味で、
低価格でとにかく望遠鏡で天体(月や惑星)を見てみたい
今のところ天体写真撮影なども考えてなく、月や惑星の細かな部分にも特にこだわりが無い
この様にとにかく一度見てみたいなら…小口径60mm屈折式経緯台でも良いと思います
ただ、天体写真撮影も考えたいとなるとマウント(架台)は高価になりますが赤道儀を選択すべきでしょう

愛機との出会いと、その先へ

予算内で気に入った愛機と上手く出会えて購入出来たとして、通常初期セット品や最初のキットでは、接眼鏡は2、3種類ほどしか付いていないので、何度か天体を観測していると追加購入したく又は必要に迫られて購入するようになってきます
ある程度そのようなオプションや追加アクセサリー分も追加予算として考えておいた方が良いと思います
ただ一つだけ金銭面だけでなく、星への興味を持続させることが一番大切です
だから予算内で購入できる愛機をフル活用して楽しむことが重要です

別に望遠鏡選びのポイントも参考にして頂ければ幸いです

天体望遠鏡選択に関して、アレかコレかと選んでいる楽しさもあり、その間に天体望遠鏡の知識も増えて念願の愛機となる望遠鏡の購入となるのです
悩み考えての望遠鏡選びも天体への興味の後押しになるのですから楽しみながら探してください

そして最初はその天体望遠鏡で月を見てみて下さい
自分の目で自分の望遠鏡のレンズを通して見る月のクレーターに感動して、そこからもっと天体に興味をもってワクワクしながら次の天体観測へ一歩一歩としている間に「星と友」になっていきます

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