北斗七星と人気コミック
「北斗の拳」は80年代の大好きなコミックで武論尊氏の原作、原哲夫氏の画で核戦争後の世紀末を描いた作品です
この作品の中で胸に7つの傷がある男ケンシロウの北斗に対して南斗聖拳がありその中の六流派に南斗六聖拳の使い手として六人の伝承者が描かれているのも星座好きの私には興味深くワクワクするストーリーでした
実際の夜空にも南斗六星があり、物語と直接の関係は無いのですが星座占いや誕生星としても書かれる星座、「いて座」です(いて座については別で記事にしたいと思います)
また、物語中サザンクロスタウンのKINGとして南斗孤鷲拳の使い手シンが出てきますが、これもサザンクロス(Southern Cross)と言えば星座好きには一度は見てみたい「南十字星」の事ですね
わたしも以前石垣島やグアム島へ行ったときに「南十字星」を探して観たのを覚えています
今回は北斗…おおくま座の北斗七星についてです
北斗七星
「おおくま座」と言う星座の名前より有名なのが「北斗七星」でしょう
「どういう事?」と思われる人もいらっしゃるかもわかりませんが
ちょうど熊の腰辺りから尻尾までのひしゃくの形に並んだ星が北斗七星になります
つまりおおくま座の一部が北斗七星であり北斗七星は星座ではないという事です
柄杓(ひしゃく)やますを表す「斗」を使い北の斗の七つ星です
この七つ星は二等星が6つと三等星が1つなので非常に見つけやすいものです

画像の通り全体の星座は熊の形をしたおおくま座です
全体の星々より2等星が多い北斗七星の方が北の空に目立ち見つけやすいでしょう
北の空と言っても春21時頃だとほぼ北の天頂辺り(高度60~70度)に見えると思います
おおくま座全体をとなると光害の少ない地域が見やすく良いでしょう
この柄杓(ひしゃく)部分から北極星を見つける方法を聞いたことがあると思います
下記にそれを示します
北極星を北斗七星から探してみよう
小学校の理科の時間に北極星の見つけ方を聞いたことがある人もいると思います
北斗七星からの探し方

北斗七星を見つけたら柄杓(ひしゃく)の水をすくう(くみとる)部分の端の2つの星の間隔の長さ(★)を図のように5倍した位置辺りに北極星があります
北極星は2等星ですので余程の光害のある地域でなければ見つけれると思います
ポイントは柄杓(ひしゃく)の開いた(もし水が入っていたらこぼれる)方向に北極星があるという事です
さらに北極星をはさんで反対側にW字の星座カシオペヤ座があります
北斗七星の死兆星は見えるのか
北斗七星の柄から2つ目にミザールと言う星があります

実はミザール(赤丸)のすぐ近くにアルコルと言う星があり二重星なのです
ミザールの二等星に対しアルコルは四等星で「かすかなもの」と言う意味があり肉眼でも見ることができます
昔アラビアではこの星を徴兵の為の視力検査に使っていたようです
もしこのアルコルが見えれば兵士となり戦場に行くことになり死が近くなるという事で「死兆星」と呼ばれたらしいです
逆に日本ではこのアルコルが見えなくなるという事は衰えてると言うことで見えている間は大丈夫と「寿命星」と呼んでいた地域もあるようです
光害の無い所でミザールの近くのアルコルを探してみて下さい
わたしはもう目も悪くなってきたので肉眼で見えないかも(笑)
おおくま座(北斗七星)は春から北の空に良く見えるようになってきますので探して見て下さい
そして柄杓(ひしゃく)から北極星もミザール星の近くのアルコルも探して見て下さい
北斗七星はほんとうにきれいな星ですから見つけて感動し心に幸せを……あなたも星のトモちゃんです