星との出会い…土星の環消失も

星のTomoちゃん

今回は星との出会いと今年2025年の起こる土星の環の消失について書きます

星との出会い

星にハマったのは小学校5年の時です
それまでもずっと変わらず夜空には「星」が輝いていたと思うのですが自分の心の中に入って来る事はありませんでした

星の素晴らしさに感動!

それは関西にある金剛山という山に家族で旅行に行ったとき小学生のわたしに父が「北斗七星」を教えてくれた時に訪れました

その柄杓(ひしゃく)の柄部分を下にし立上がったように美しく輝く北斗七星の雄大さに驚くばかりでした


今なら高層ビルや高いタワー等沢山あると思いますが、
その時の自分には小学校3年の頃に初めて東京タワーを下から見上げ「高いなぁ~」「すごいなぁ~」と感動した時のように(笑)地上からそびえたつ大きな建造物のような北斗七星の素晴らしさに感動したのを覚えています

その後もう一つの星座として「カシオペア座」も父に教わりました
星座に夢中になり星の本を買い、星座早見盤を買って…星座を覚えそして星の虜になりました

そう言えば余談ですが、休みが終わって学校の授業が始まり俳句を作る授業がありこの旅行のことを書いた覚えがあります
俳句は「…夜空に見える北斗星」ではなくその感動を現わしたく「…空にそびえる北斗星」と書いたことを今も覚えています
なぜ覚えているかと言うと…先生に呼ばれて教壇に行くと「『そびえる』は山や建物など地上に有るものに使わないと」と×(バツ)をもらったからです(笑)
自分は子供心に「先生、違うなぁ~…この時の感動を現すにはこう書かないと伝わらないだろうけどなぁ…」と思いながら席に戻ってプリントの見つめたのを覚えています

それからしばらくは星を見て星座の勉強?を(本を読むくらいでしたが)して次に望遠鏡を買おうと決めて望遠鏡の事もいろいろ調べて父に相談しました
父は「高価なものだから半分は出してあげるが、あとの半分は自分で出しなさい」と言い
「自分のこずかいを貯めて買うとその物に愛着を持って大切にしようとするから」と言う理由でした

念願の天体望遠鏡

一生懸命バイトもして(その頃は中学生でもバイトできたので〔笑〕)こづかいを貯めて子供ながらに苦労して念願の望遠鏡を購入したのを覚えています
その結果なのか今でも大切にして来たそのユニトロン口径100mmの天体望遠鏡は自分の手元にあります
そしてその望遠鏡を手に入れてからは毎日のように星好きの友人と一緒に星を追ってる子供でした
友人も望遠鏡を持っていて2人で良くキャンプをしたりしながら夜通し2台の望遠鏡で星の観測をしているというそんな子供時代を過ごしていました

観測中の大失敗

その望遠鏡でいろいろな星雲、星団、惑星等を観測しましたが、
失敗したのは昼、太陽の黒点を観ようと望遠鏡を太陽に向けて、太陽の光は非常に眩しく危険なのでサングラスと言うカバーを接眼レンズ(目で覗くところ)に付けて観察します


観察が終わって1時間ほど食事してると望遠鏡の方から「パキッ!」と言う音が聞こえたので望遠鏡を確認してみると取り付けたサングラスが割れていました
そうなんです、わたしは望遠鏡を太陽に向けたまま方向を変えずに食事していたので太陽光線がレンズを通して熱をもって割れてしまったのです
ちょうど小学校の授業の時、虫眼鏡(ルーペ)で黒い紙に火をつけた実験と同じように焼けて割れたしまったようです
太陽観察の注意事項として本などに書いてあったのを思い出しましたけどあとの祭りでした(笑)
それからは太陽投射板と言う望遠鏡を通して板に太陽を映す機材を使用して観察してました

今も目に焼き付く土星のリング

望遠鏡を買って観察した中で
木星の大赤斑(木星の南半球にある巨大な赤い渦巻型の模様)や有名な4つのガリレオ衛星イオなども観察できましたが一番感動して目に焼き付いているのはやはり「土星の環」でした
きれいな縞模様にカッシーニの空隙をみたときは思わず家族を呼びに行き「覗いてみ~!土星」と言って見せました
今は亡き母が覗いて土星を観た後、不思議な顔をしながら喜んでいたのを今も覚えています

土星の環の消失

なぜ?土星の環が消える

ちなみに今年(2025年)はちょうど地球から見てこの土星の輪が水平になるので「土星の環の消失現象」が起こる年です

消失すると言っても本当に消えるわけではなく、土星の環は氷の粒の塊で厚みは1キロ程と薄く地球からの見かけ上消えたように見えるわけです
15~16年おきに地球から見て土星の環が真横を向き太陽が土星の赤道方向にあって環の厚みが薄い所に水平に光が当たり反射が少ないため暗くそして地球と太陽の位置関係が土星に対して南北に分かれるなどの条件が重ならないと起こらない現象なのです
2025年は3回のチャンスを楽しんでください
3月24日は太陽と土星が近く観測しずらく
5月7日は明け方になります
11月25日が宵の空に見えるので観測には期待できる時期かも知れません

土星の公転(太陽の周りをまわる)が約30年程で1週しているので太陽を挟んで約15年の周期でこの現象は起こります
前回はあのリーマンショックのあった2009年の年で起こった事もあり、今年から来年にかけて経済的には何も起こらない事を祈るばかりです
そして次回は2040年頃起こる土星の環消失現象です
土星は約27度ほど傾いて公転運動していますので上から環を見ていた2009年まで、そしてそれから今は下から環を見ているような状態から水平となり、この環の消失をはさんで2040年に向けて再び上から見れるように変化して行きます
子供の頃ドーナツの穴の真ん中にビー玉があるようなのを想像して土星がこのように見えたら楽しいだろうなぁと思ったけど…
決してそのようにドーナツを真上から見たようにはみえませんので(笑)
NASAの土星探査機「カッシーニ」がかなり近い感じの映像を公開していたと思います

これからも星とトモに

このようにしてわたしは「星と共に」「星と友に」と感じながら今に至ります
たくさんの人に星の素晴らしさを伝え、特に小さな子供さんたちが星や宇宙に興味をもっていただけるようになれば嬉しいかぎりです。
これからも星についての事を発信していければと思っています
では、晴れた日にはワクワクして雲のない夜空を待ち、今日も星空を見つめ感動してください

タイトルとURLをコピーしました