春の陽気に心ウキウキして外へ飛び出したくなる人も多いと思います
そんな春、夜桜見物の合間に夜空を見上げてみませんか
春と共に星とトモになるのも良いと思いますよ
今回は春の代表的な星座「しし座」について
しし座を探そう
3月中旬頃になると日が暮れて早い時間に東の空からライオン?が首を出し3~4時間後のは南の空高くに雄大なししの姿を現します
しし座の見つけ方
見つけ方は3月なら早い時間帯に東の空に輝く「星」を見つける事ができれば、おそらくそれがしし座のレグルスです
レグルスが見つけ難ければ、冬の星座オリオン座、こいぬ座やふたご座の位置が分かれば…
「オリオン座」の1等星ベテルギウスから左(東)へ「ふたご座」の1等星ポルックスと「こいぬ座」の1等星プロキオンの真ん中辺りを通り抜け延長するとその方向に輝く星が見つかると思います
その輝く1等星が「しし座」のレグルスです
実はレグルスは全天21個の1等星のうちで一番暗い星になります
それでも光害の少ない2、3等星までの星が見えている地域ならしし座は直ぐに分かると思います
(ふたご座やオリオン座の位置が分からない人は下記の「冬のダイヤモンドふたご座」をクリックして関連記事を見て下さい)
頭部の不思議 はてなマーク
ちょうど左(西)向きの「しし(ライオン)」の胸元前脚の付け根辺りにレグルスがあります
そこから上方に目を進めるとちょうど「?」この「はてなマーク」を反転させたように星の連なりが見えませんか?
「疑問符」や「Question Mark」とも言いますが、この部分がししの顔になります

ちょうど西洋の草刈りがまに形が似ていることから「ししの大がま」とも言われています

和名では「といかけぼし」とも言われているようですが、「問いかけ」ではなく
雨といを支える金具がちょうど「?」マークを右に90度倒した形ににているからだそうです(「とゆ」言う所もあるようです)
ししの顔の部分が大鎌や逆はてなマークのような形であるのはイメージ出来たと思います
ししの体の部分が東から上がって出てくると尾の辺りに光る2等星「デネボラ」が見えればほぼ長方形の胴体部分もイメージ出来ると思います

1等星レグルスと2等星デネボラ
デネボラは春の大三角形の1つなので覚えておいて下さい

ちょうどこのような感じですかね
雄大なしし座の姿
このしし座が南の空高くちょうど顔を西に向けて全体が分かるとかなり大きく雄大な姿に感じると思います
一見なんのかかわり合いのないように並んでいる星々ですが、星座を知りその星々をつないでいくと本当に見事なししの姿が夜空に浮かんできます
7月23日~8月22日のしし座の誕生日の人は夜空に輝くこの雄大なししの姿を見つけたら元気いっぱいになるのではないでしょうか
わたしの誕生星は最も明るくて3等星なので見つけるのが大変で光害のある所では見えないです
自分の誕生星を本当の夜空に見れる人はいいなぁと羨ましいです
この「しし」は架空の生き物として聖獣や守り神とされているところもありますが、日本では「ライオン」と同意語と考えられる事もあります
ライオンは百獣の王とも言われますが、このしし座の1等星レグルスはラテン語で「小さい王」と言う意味がありあのコペルニクスが名付けたようです
雄大で素晴らしい百獣のの王、ライオンキングと言える「しし座」
これから春の夜空に輝きますのでぜひ南天の空に見つけて、そして感動して下さい