季節の移り変わりの星座
秋の星座
秋の星座の代表と言えば、私なら天頂高くに見えるペガスス座の四辺形と答えるでしょう
4つの星は、2~3等級の明るさですが、都会でも照明やネオンギラギラの都会の真ん中でなければ十分見つける事ができます
南中70°~80°とほぼ天頂近くに四辺形を見つけれると思います
その西側に光る1等星が分かれば、それは夏の星座のはくちょう座の1等星デネブとこと座の1等星ベガでしょう
更に西に輝く1等星が見つかれば、わし座のアルタイルこの三つを結んだものが夏の大三角形です
さて、ペガスス座の四辺形、東には秋の星座アンドロメダ座、その腰の辺りに見えるM31アンドロメダ銀河、光害の無い地域では肉眼でも見つけれますし、双眼鏡があればより楽しめます
その東にペルセウス座の明るい星1.8等星のアルゲニフやメドゥーサの首の部分2等星アルゴルを見つけれるでしょう
アルゴルは2日と20時間49分の周期で2.1等星から3.4等星まで明るさを変える変光星です
大小2つの星が周期的に隠しあうので地球から見ると明るさが変更して見えます
このペルセウス座は毎年8月中旬頃のペルセウス座流星群としても有名です
空に夏、秋、冬の星座
10月下旬の9時(21時)頃、天頂のペガスス座の四辺形、その北東にアンドロメダ座、そしてペルセウス座、その先(東北東)には冬の星座のぎょしゃ座の1等星カペラもいます
ペルセウス座の頭(北)側にはカシオペヤ座そして足元には冬の星座おうし座のアルデバランやプレヤデス星団(すばる)が観れるでしょう
この10月は20時頃から夜遅くまで星座散歩を楽しむと、
天頂に秋の星座「ペガスス座」「アンドロメダ座」西に沈む夏の星座「わし座」「はくちょう座」「こと座」、そして23時頃には東の空に冬の星座「ぎょしゃ座」「おうし座」「オリオン座」などが昇ってきます
夏、秋、冬の季節の移り変わりの星座を楽しめます
ノーザンクロスの輝き
もう一つ11月中旬になると夜9時頃には、「はくちょう座」が大きな翼を広げて頭の星(アルビレオ)を先頭に西の地平線に沈みます
それはまるで大きな十字架のようにも見えます
南十字星に対して北十字「ノーザンクロス」とも呼ばれます
これも楽しめる一つです
ぜひ去っていく夏の星座と現れる冬の星座、そしてこの秋の星座を楽しんでみて下さい
コメント